上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
いずれ文章におこそうと思いつつ、時間がかかってしまいました。
バンブーで感じたこと。
長文です!

福岡帰省のときにも書いていましたが、帰省中に 『地球防衛隊バンブー』 にお邪魔してきました。
ここは、知的障がい者の福祉作業所、ということなんですが。私が思っていた福祉作業所とはちょっと(全然)違いまして。
まあ、他の作業所がどんなかも知らないのですが、多分、かなり違う気がします。
去年の話はこちらから。

今年は、ちょうど年賀状用のはがきを紙漉きで作っていたので、一緒に体験させてもらいました。
教えてくれるのは、去年ハルと椅子を取り合った(というか、ハルがお兄さんの席を奪おうとしたw)お兄さん。
お兄さんはちゃんとハルのことを覚えていてくれて、ハルに分かるように、ゆっくり教えてくれました。

バンブーの良いところのひとつは、『子供を子供扱いせず、安全な環境を整えたら、後は自分で何でもやらせる』 こと。
ミキサーに材料を入れるところも、ボタンを押すところも、力が必要な作業も、できる限りハル自身にやらせてくれて、教えるときも手を出さないようにしてくれる。

これ、勘違いしてる人多いけど、横から何でも口やら手やら出してあげることが 『親切で優しい』 わけではない。
子供だって、障がい者だって、自分でできることは自分でやりたい。やらないとできるようにならない。
『自分でやる』 ことに喜びがある。

ハルは最初、緊張もあってなかなか手を動かせなかったけれど、みんなが根気よく教えてくれて、ハルの動きを辛抱強く待ってくれたので、だんだんできるようになってきた。

「ハルくん、次はこうします」 「ハイ」
bumboo01.jpg

時間がかかっても、黙って横で見ていてくれる。(これ一番難しいことのような気がする)
bumboo02.jpg

ハルに作業を教えてくれたお兄ちゃんは、確か自閉症だったと思う。(記憶は定かでないが)
でも、お兄ちゃんは優しく、ハルに分かるように教えてくれて、適度に手助けしてくれて。
ハルが作業を覚えた2枚目は、ハルの自主性を大切にしてくれて、黙って横で見守って、ハルが分からなくなったときだけアドバイスをくれたりする。

私は仕事で自閉症のお子さんと接することもあって、彼らがとても真面目で素直で練習熱心で努力家であることは知っていたけれど。
・・・・・こんな風にできるとは思っていなかった。

障がいがあるゆえに、どうしても苦手な分野はあるけれど。
彼らには彼らの得意なことがあり。
一生懸命努力して、身につけられることは、私たちが思う以上にたくさんあって。
彼らに教えてもらうことが、私たちにはたくさんあって。

ハルに、ゆっくり丁寧に教えてくれるお兄さんの口調や言葉、ハルに接してくれる態度を見ていて、「人としてとても素敵だな」 と思った。
「障がいがあるのにすごいな」 とか、 「障がいがあるのにがんばっているな」 ではなかった。

もっと、彼らと私たちとの間が近ければいいのに。
健常者とか障がい者とかいう言い方には思うところあるのだけど、ここでは分かりやすくするために、便宜上使いますが・・・、今の世の中は、健常者と障がい者が、別れて(あるいは、分けられて)暮らしているような気がする。
もっと、お互いが自然と交じり合うような、そんな社会が、本来あるべき社会なんじゃないかと思う。

そうすることで、もっと見えてくることもあると思うし、思ったよりも色んなことが可能だと気づくと思うし、彼らと自分たちに、思っていたような差はないのだと気づくことができると思う。
そしてなにより、彼らから学ぶことがどれほどたくさんあるか。
勉強とか、技術とか、難しいあれこれとか、そういうことだけじゃなく、人が学ぶべきことの中の、とても大切なものを、彼らは教えてくれると思うのです。

あーーー、うまく言えない。
うまく言えないけど、ざっくり言うと、『人生が豊かになる』 と思う。お互いの。

ハルが先に食事を終え、私に聞いてきた。
「おかーさん、宇宙船にいってもいい?」
ママ船長に自分で聞いて、良いと言われたら行ってもいいよ、と言うと、ママ船長に許可をもらって、宇宙船に入っていった。
後からそっと様子を見に行ってみると、お兄ちゃんの1人(ママ船長に聞くと、そのお兄ちゃんは自閉症で、18歳まで一言も話さなかったのらしい)とベンチに並んで座って、なにやらお話していました(笑)
お兄さんは少し背をかがめて、ハルと目線を合わせてくれて、楽しそうにハルを見て。
ハルは、少し見上げるようにして、何かを話していて。

その2人の姿が、全てを表しているような気がして。
障がいがあるとか、どっちがどっちに 『合わせてあげる』 とか、『何かをしてあげなきゃいけない』 か、そういうのじゃなくて。
ものすごく自然な姿に見えました。

ハルは、優しいお兄さんやお姉さんが大好きらしく、「遊んでていいよ」 と言われても、みんなの後をついてまわり、何をしてるか私に聞いては 「ハルくんも行っていい?」 と聞いてくる。
最後のお掃除の時間は、「ハルくんもおそうじしたい」 と言い出して、外に転がっていた柄つきタワシで一緒にお掃除。

戦力には全くなっていませんが。
bumboo04.jpg


いつもいつも、ハルと私に優しくしてくれるバンブーの皆さんには、本当に感謝です。
また来年、遊びにいかせてください!




スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://risuco.blog94.fc2.com/tb.php/3068-ac8c1ddd
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。