すっかり手が止まってました(汗)!!

実は、久しぶりのラリーで緊張していたのと、ラリーに出てからあれこれ「ああ、これもやるんだった」「これもやっとくべきだった」「これもやっとこう」と思うことがいっぱいで、実はラリー中のことはあんまり覚えてないんです(笑)
で、なかなか参戦レポートの体をなすことができなくて困っていたんですが。
別にどこに提出するレポートでもないので、散文的になっちゃいますが、これでアップしちゃいます。


あーーー。
また、1時と3時と4時に目が覚めちゃった(笑)

アラームが鳴るまでまだ時間があるけど、もう起きよう・・・。
夜中に、ばぁばからのメールや着信はなかった模様。ホッ。はじめて1人で眠ったなあ・・・。不思議な感じだ。

そっとカーテンを開けて外を見ると、まだ弱い朝日に照らされた海が。
気持ちの良い朝だ!
子供の頃によく泳いだ海岸が目の前に見える。それもまた、不思議な感覚。数十年後、こんな風にこの海を見るとは思わなかったな。

ラリー日和だ!!
20140411 04

みんなでスタート会場へ移動。途中、息子と母の泊まるホテルの前を通る。
今頃なにしてるかな、まだ寝てるかな。起きてから泣かないかな。
いつも心のどこかに気になってしまう。こういう気持ちでラリーをするのは始めてだ。

さー、がんばりますわよ!
20140411 (3)


新品のメットとHANSで、ご安全に!
20140411 (4)

さあ、いよいよスタートだ。
先日、1度だけノート合わせしたときは、お互いにメタメタだったが。
家に戻ってカブトに話したら、「SS1はどこだっけ?三方?ああ・・で、何キロ?11キロ?なら、上原さんの練習にちょうどいいんじゃない?ユキコも11キロ走るうちに勘を取り戻すよ。上原さんがいつもの走りができれば、ユキコもノート思い出すって」

あーーー。さすがカブト、よく分かってるw
さて、いつもの出たとこ勝負ぶっつけ本番のコンビ、どうなるかな?

SS1:三方1(10.54km)
「いきなりロングSSだけどさ、とにかくまずゴールまで行こう。そしたら慣れるよ!」
「・・・そんなもんか?俺、このマシン乗るのまだ2回目だぞ」
「上原さんの練習にはちょうどいい距離だと思うよ!」

本番が練習ってどういうことw とは思うが、それが上原さんなのだから仕方ない。
ああ、SS1の前って緊張するなあ。懐かしいなあ。

3・・・2・・1・・スタート!!

おお、やっぱり練習とはレベルが違うね。そうそう、ノートもこういうリズムだったなあ。
もっと必死になるかと思ったけど、頭のどこかが冷静で、だんだんラリーを楽しんでいる自分を認識する。
2本目は、ここはもう少しこう読もう、とか考える余裕もある。ノートにマーキングもできる。ぶっつけ本番クルーにとっては、本番SS中にもノートに情報を追加するのが必要。
復帰1戦目だからできないかと思ってたけど、意外と反射的にやってしまうし、できてしまう。
自転車と同じで、こういうのは忘れないものなのかもしれないな。

「3L Short アンド3R、ゴールST、Long3L・・・!ゴール!」

ぶはー。あっという間の11キロだった!
上原さんもまだ手探りの感じはあるけれど、先日とは全く違う。
それにしても、よくもまあ、初めて乗ったようなクルマをこんだけ走らすねえ(笑)

ちなみにここでは、クラス2番タイム。3番タイムの岡田さんとはコンマ8秒差!

タイム的にはまだまだ伸びしろを感じるし、上原さんがマシンにどんどん馴染みつつあるのを感じる。
(とはいえ、ここは上原さんとは相性の悪い林道なので、タイムはあまり変わらないかもしれぬ)

「あのさあ、毎回思うけど、本番だけしか走らないのに、よくあれだけ振り回すね」
「まあな・・・練習いってる時間ないからな、本番で慣れるように環境に適応したんだ」
「おかげで私も、本番でノート改善するのに慣れたよ・・・」
「ガラパゴスの生物と同じだな(笑)」


SS2:林の上1(4.25km)
クラス3番タイム。トップの天野選手とは差が開いてきた。
でも今回は、『初めて乗るマシン』と『4年半ぶりのラリー』なので、とにかくゴールまでいかねば!

練習のためにもう少しロング走りたいなあーなどと思う、ガラパゴスコンビw
11キロの後ではあっという間に感じる。


SS3:黒木平1(3.24km)
ここは上原さんいわくつきの林道。
10数年前の全日本でナビに 『トリプルコーション!!!』 と3回叫ばせたというあの林道。

左コーナーで1度、ノートのタイミングが遅れたために道の外に飛び出そうになったが、なんとか戻った。
「いやー、久しぶりに落ちるかと思ったー」
「まあ、あんくらいなら戻るな」
「それも含めて、懐かしい感触やったー」
「だろ?」
だろ?じゃないし!!

ここでRefuel。なつかしの七山エリア、滝川のスタンドで給油。
なんと、2009年の吉野ヶ里で応援に来てくださった 『いくら』さんが、なぜかガソリンスタンドに待機w
朝、リエゾンで手を振ってくれる方たちの中に 「もしや?」と思う人を見かけたので、応援に来てくれているのかなーとは思っていたが、Refuel地点まで把握しているとは!ギャラリーの方たちの情報網ってすごいですね(笑)
お土産までいただいて、元気100倍!!


SS4:三方2(10.54km)
さっきよりいい感じ。三方はノートが合うなあ。
タイムは7秒上がったが、岡田さんと石川選手がさらに縮めてる!
現在クラス3番手。2番手の岡田さんとは9秒差、4番手の石川選手とは6秒差。うーむ。



SS5、SS6と、実はこのへんの記憶があまりありませんw
いつもなら何かしらロードブックにメモしとくのですが、今回あまりそういう時間もなく。
そして、この後のSS7が強烈だったので、忘れてしまったw


SS7:林の上3(4.25km)
SS6終了時点でクラス3番手。
2番手の岡田さんとは18秒差。4番手の石川選手とは5秒差。

「うーん、グラベルはいつも岡田さんには勝てないんだよなあ」
「そうなの?」
「調子良かったのは、雨の中アルテッチャで走ったときだけだ」

あー、あのピンポン玉走行のときねw
あれだけムダに距離走って速かったのが理解できなかったわ(笑)
「もう少しペース上げてみようかな」
というスタート前の上原さんのつぶやきが、ナニカを予兆していたのか・・・。

「3L and 3R short,40,4L and 5R 150・・・」
長いストレート前のコーナーで、左フロントをナニカにひっかけて、ガツッという衝撃と共に突然デミ男が飛んだ!
一瞬空が見えて、左前から着地。「んぐっ!!」
コントロールを失い、左の太い木の枝に向かって突っ込む。バキッと音がして、ミラーがひしゃげるのが見え、赤いナニカが飛んでいった。
着地の衝撃で、車内でも黒いナニカが飛ぶのが見えた。

デミ男は右に左に暴れまわりながらも、なんとか道の上に。長いストレートで、道幅もあるところで助かった!

しかし、左前から嫌な音が。これは・・・バーストしたか?
足は無事かどうか分からない。上原さんは必死にコントロールしている。
「とにかくゴールまで行こう!あと少しだから!今、3キロすぎた、あと1キロちょっと!」
不穏な動きをするデミ男を押さえつけながら、なんとかゴール!

タイムを書いてもらう間に、深く深く息をつく。
「よかったあ・・・SSゴールできて。あれって何にひっかけたん?」
「縁石だな。なるべくストレートなラインで攻めてたんだが」
「なんか、外でも中でも色々飛んでったけど・・・車外はともかく、車内も特にダメージはないような。何か飛んでったの見なかった?」
「俺は見なかったけど。・・・ところで、ラリコンがないぞ」
「ええっ!?」

確かに、目の前のラリコンがあったはずの場所には、引きちぎられたケーブルと、貼り付けてあった土台のみが取り残されている。
「ら、ラリコンはっ!?」
2人で車内を見るが、どこにもない。どうしよう・・・あっ!!

「あたしが足に挟んでた(爆)!!!」

どうやら、吹っ飛んできたナニカを反射的に膝でキャッチして、ずっと股に挟んだまま走ってたらしい。
すごいね、あたし!!
もう、落ちたり転がったりなんだりで、モノが飛び散るのに慣れちゃったのね。
すごいワーw

TCを出て、すぐに路肩にとめる。
次のTCまで時間がない、急いでタイヤ交換しよう!!
・・・が、なんと1本だけ積んだスペアタイヤは右用であったΣ(゜□゜;)
「これを前には履けん、左リアをフロントにつけて、スペアを左リアだな」
「了解!!」

ということでバタバタのタイヤ交換。
こんなときに限って、HANSが取れない!!くっそーー、あんなにテザーの練習したのに、やっぱり焦るとだめだ!
2人して「取ってくれ!」「待って、そっちに体が向けられない」とバタバタ(汗)

タイヤ2本を交換し、なんとか1分遅れでTCに到着したけれど、前に2台並んでいて入れない。
仕方ないか・・・ペナルティは痛いけど、無理するわけにもいかないし、SSスタートの準備もバタバタになってしまうし、ここで焦るのはやめよう。
この2分を使って心を落ち着けて、ちゃんと走ることが大事だ。


SS8:黒木平3(3.24km)
とにかく夢中で走った。
足のダメージはひどいものではないけれど、アライメントは狂ってるだろう。
とにかく、山を下りられて良かった・・・!


「ねむい」という理由でエクレアを食べる人
20140411 (5)


SSS9、SSS10のわずか0.90kmのギャラリーSSを走り、やっとこサービスへ。
限られた時間の中で、デミ男を直さねば!!
幸い、大きなダメージはなかったが、アライメントを調整しなくてはならぬ。このサービスは45分しかないので、残り時間を読み上げながらの作業。
なんとか時間内にデミ男を直してもらい、パルクフェルメへ。

ああ・・・とにかくDAY1を完走できて良かった!!
サービスの皆さんのおかげで、明日も走れる。ありがとうございます!!


母にメールを入れると、「ハルくんが、きょうはおかしゃんに会いたい、と言っています」と返事がきたので、みんなと食事をした後に、ホテルに向かう。
部屋に入ると真っ先に、「おかしゃん!おはな!!」

しなびたお花だけど、愛がいっぱい!
20140411 (6)

昨日言っていた「おかーしゃんに、お花のプレゼント」というのは比喩ではなく、本当に摘んでくれていたらしい。

昨日、こうして摘んでくれたんだねー。ありがとう!
20140412.jpg 20140412 (1)

丸2日会わなかったのに、わがまま言わずに泣かずにがんばってくれた息子。
久しぶりに私と会えて興奮して眠らなくなったので、一緒に大浴場に行って、お部屋で電車ごっこして遊んで、一緒にお布団に入った。

「ハルくん。」
「なあに?」
「おかあさんね、まだお仕事終わってないの。だから、後でまたお仕事いかなくちゃいけないの。でも、明日のお昼には終わるから、終わったらすぐ戻ってくるから、それまで待てる?」
「うん。おかーしゃん、はやいはやーい!してね。」
「うん、早くお仕事終わるようにがんばるよ」(早く終わったら困るけれど)
「はやいはやーい!して、がんばってはしってね」
「うん・・・え!?」

ハルは、私の仕事が 『プールのせんせい』であることを知っている。
今回も、ただ「お仕事」としか言っていないので、そんな風に理解してるんだろうと思っていた。
でも、昨日からのやりとりを見ると、どうもラリーのことをうっすらと理解しているくさい。

母によると、昨日も全日本ラリーのポスターを見て、「おかーしゃん」と言ってたらしい。(私は写っていないがw)
さらに、リエゾンで 『赤いボディに白い字がいっぱい書いてあるクルマ』を見て、「あっ!おかーしゃん!!」と指差したとか。
「それって、これ?」と、デミ男の画像を母に見せると、「ああ、これこれ!」

確かにハルは、デミ男を見たことはある。
でもそれは、シャフトで1回と、上原さんが私を迎えにきた夜、真っ暗な中での2回のみ。
それで覚えちゃったの??
すごいわ・・・。

ということで、どうやら息子は 『ラリーもおかあさんのお仕事』 と理解してくれたようなので、堂々と言えます。


「おかあさん、明日もがんばって走って、ちゃんと完走してくる!がんばってくるね!」


・・・・というところまで書いていたのですが、ここで手が止まったままで(汗)
2日目は結局、このペナルティを抱えたまま走り、順位をひっくり返すことはできませんでした。
でも、久しぶりの復帰戦が唐津でよかったなあと心から思いました!
エントラントの皆さんや、オフィシャルの皆さんが親切にあれこれ教えてくれたり声をかけてくれたおかげで、4年半のブランクがあるにもかかわらず、楽しく完走することができました。

私がこうしてまた全日本ラリーに出られるのも、スポンサーの皆さま、応援してくれる皆さま、シャフトの皆さま、ラリー仲間の皆さま、上原さん、そして家族のおかげです。
おかげでとてもとても、楽しいラリーでした。ありがとうございました、心から感謝しています。

次は6月の福島の予定です。
がんばります!!





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