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2011.03.10 父の背中
子育てというのは、子供にあれこれ言うのではなく、自分たちの生きる姿勢から何かを感じてもらうものだと思う。
なんてカッコイイことを言ってみるが、そんな大したカッコイイものをお見せできるわけでもないのだが(笑)

自分の子供ができてから、自分の両親のことを考えたり、思い出したりすることが増えた。
今回のお話は、かの(?)有名な、サイタ父のお話。


サイタ父、一言で表すなら、『ヤのつく自由業みたいな人』、『辞書に思いやりの言葉を持たない男』 など諸々ありますが(いずれも本当に他人が言ってた言葉)、一番的確だと思うのは、 『小学5年生のまま還暦を迎えた男』。ああまさに。


でもね、いいところもあるんです。
どこがいいかと言うと、遊ぶときはとにかく全力なのがとても良い。(あれ?褒めてる?)

例えば。


・・・雪が降ったら雪合戦。
子供3人と、父との雪合戦。

サイタ父、車のトランクから仕事用のヘルメット出して、車をバリケードにして、ものすごく硬くした雪玉を全力で子供たちにぶつけ、最後は巨大雪玉を 「ぐわはははー!」 と弟1号に落として、大泣きさせました。



・・・今度は子供たちとスキーへ。
「俺は上級コースば滑るけどね!ビビりなキミたちは、迂回路で林道コースを滑ってくるとヨカたいね!」(子供相手に得意げ)

林道コースの迂回路から、上級コースのふもととの合流地点に差し掛かったとき。
真っ赤なスキーウェアでものすごいスピードで降りてくる、サイタ父を発見。
そして私たちの目の前で、コブに乗って吹っ飛んだ!
ものすごい発射角で飛び出し、ものすごい角度で、頭から着地。そして肩が抜けたらしい(笑)
しかし同行していたイントラさんに 『ゴギ』 とその場で肩を入れてもらい、何事もなく楽しそうに滑り続けた。
そして後から私に言ったことが。
「ゆきちゃん、俺、かっこよかったろ?颯爽と滑りよったろうが!!」
いやもう、あんな衝撃映像見せられて、トラウマしか残りませんでしたよ・・・。



・・・子供と従兄弟たちを乗せ、新しく買ったランクルで高原をドライブ。
いきなり道から外れて、荒地を全開で走りまくる。

「これは傾斜40度まで走れるっつぇー!すごかろーが!すごかろーが!見てんやい!このメーター!40度ば指しとろーが!見てんやい!!見てんやい!!」
メーターなんて見てられません。後部座席で子供たち、ぐっちゃぐちゃ。



・・・またまた子供と従兄弟たちを連れ、屋外スケート場へ。
小さな子供を乗せて滑るための、車椅子みたいな椅子を発見し、それを支えに自分の足は完全に推進力に使い、大暴走。

「競争じぇ!競争じぇ!速かろーが!俺が一番速かろーが!!見てんやい!見て・・・!!」
ものすごいスピードでコーナーに進入し、お約束どおり曲がれず。
ひっくり返った椅子と一緒に、ものすごい勢いで背中で滑りながらアウトに飛んでく父の姿しか見えなかった。



・・・またまた子供と従兄弟たちを連れ、博多湾でクルージング。
おニューのジェットスキーが大人気。
誰が一番に乗るか?を公平にじゃんけんで決めようと、子供たちがじゃんけんをしている間に、大のオトナが順番無視して一番乗り!!

「お前ら見やい!!すごかろーが!うまかろーが!見てんやいて!ほら、ゆきちゃーーん!見てーん、お父さんすごかろーが!速かろーが!ほら、スラロームもできるっつぇ!ほら・・・」
ズガーーーン!!
でかい波に正面から乗り上げて、ハンドルで顔面強打。
血まみれになってそのまま別のボートで博多湾を横断して、福大病院の救急外来へ直行(汗)

後に、「子供たちが平等にじゃんけんで順番決めよったのに、オトナのくせに一番で乗るけんバチが当たったったい!」 と言ったら、「ばか!あれは俺のぜ!俺のやけん、俺が一番に乗っていいと!それにあれは、お手本ば見せたと!!」

まさに子供・・・・・orz



他にも色々というか、もういくらでもこういう話はあるが、まあ大体、小5具合は分かっていただけたと思う。


でもね。

サイタ父、一緒に遊ぶには楽しいんです。とっても。
子供の頃も思っていたが、自分が社会人になって改めて思ったこと。


楽しそうな大人の、なんと少ないことか。



プライベートの楽しみがない。
口を開けば仕事の愚痴。
いいオトナが、何かっちゃあ 「やらされてる」感。
ひどいのになると、「俺はお前たちのために働いてる」なんて言葉が出てくる。

せっかくオトナになって、自分で働いて自分の人生を歩いているのに、ぜんぜん楽しそうじゃない人が多すぎる。
見ているこっちまで楽しくなくなるほどのオーラを出す人までいる始末。


サイタ父はいつも、「俺はいつも今が一番楽しい」 と言っていた。
「私、今が一番楽しいときと思うっちゃん」 と言ったハタチの私を見て、父は 「かわいそーになー!」 と言った。
その得意げな小5顔(笑)

大人気ないのはどうかと思う面でもあるが、「あんなに楽しそうなオトナもいるんだ・・」 と思ったことは、私にはとても大事な経験だった。
「つまらない顔をして生きるオトナにはなりたくないな」 と思ってたら、ちゃんと楽しく生きるオトナになった。
その点は、父に感謝している。


私が全日本チャンピオンになったとき、父が言った言葉。


「ばかお前、俺やら世界チャンピオンぜ!!俺のワールドレコードは今でも残っとっつぇ!!日本一より世界一がすごかろーが!!」


小5・・・・・。







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